関東大震災では、地震発生直後から、多くのキャメラマンが被災現場に赴いて惨状を記録し、映画館やホールで公開された映像は大きな反響を呼んだと言われています。全篇を通してみることで、災害の実態を目の当たりにするとともに、救援や復興にかかわった多くのプレイヤーの存在を知ることにより、文化史としての関東大震災を読み解くきっかけになるかもしれません。

  • 關東大震大火實況

    1923年

    関東大震災に関する映画のなかで、白井茂キャメラマンの「決死的撮影」により惨状を記録したことで知られる1本。東京、横浜の被災状況から、官民挙げての救護・治安維持活動、早くも始った復興への歩みに至るまでを、5巻ものの長篇にまとめている。

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  • 関東大震災[返還映画版]

    1923年

    上野界隈や浅草十二階などが登場する前半は、激しい火焔が強風に煽られている様子や、街頭や線路上を避難民が埋め尽くす場面が記録されており、地震発生から間もない時刻に撮影が行われたものと思われる。鎮火後に撮ったと見られる後半では、焦土と化した各地の光景が次々と紹介される。

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