鞍掛橋越しに見た浜町川周辺の凄まじい焼跡

日本橋の浜町川に架かっていた鞍掛橋越しに見る焼野原となった周辺の光景。橋詰で復旧に当たっている多くの人の姿も目にすることができる。

クリップ詳細

クリップ名称 鞍掛橋越しに見た浜町川周辺の凄まじい焼跡
映画題名 大正拾弐年九月一日 猛火と屍の東京を踏みて
クリップTC[in/out] 00:09:34:21 / 00:09:51:14
カテゴリ[場所/シーン] 中央 / 焼失,倒潰・損壊
推定される撮影場所 鞍掛橋の北東付近から南南西~南へパン撮影
推定根拠 映像に映る橋の形状は『日本橋區史 參考畫帖 第一册』「第二 橋梁及名所古蹟」によれば荒布橋(25頁)に似ているが、その場合は手前に退いて撮影することができない。海運橋(同書26頁)にも似ているが、本シーンでの河川の幅員は楓川のそれよりも狭く感じる。他方、同書(23頁)では鞍掛橋の桁下空間がトリミングされているが、00:16の時点で画面中央付近に映る廃墟が同書(126頁)所載の東京銀行(合併を経て震災当時は近江銀行。日本橋区田所町10番地所在)の正面立面と一致する。
典拠資料 東京市日本橋區役所編『日本橋區史 參考畫帖 第一册』(1916年)126頁
(国立国会図書館デジタルコレクション)https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/951555/84
旧住所 日本橋区馬喰町1丁目17番地先(南西方)の河岸地から南南東〜南方を撮影。
新住所 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目4-1地先(南西方)から南南東〜南方を撮影。
推定される撮影時間 影の向きが不鮮明なため、撮影時刻は不明。他方、燻っているのか後片付けをしているのか、煙が見え隠れしている。燻ってる場合は地震発生からまだそれほど日が経っていない時期と考えられる。
推定根拠 -
典拠資料 -
関連資料 -
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