荒廃した姿を見せる税関周囲の光景
税関構内をパンニングする画面から、倒潰した家屋、沈没した船の煙突、崩れた路面など、荒廃した四囲の光景が目に飛び込んでくる。
クリップ詳細
クリップ名称 | 荒廃した姿を見せる税関周囲の光景 |
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映画題名 | 関東大震災[伊奈精一版] |
クリップTC[in/out] | 00:12:22:01 / 00:12:51:20 |
カテゴリ[場所/シーン] | 横浜 / 焼失,倒潰・損壊 |
推定される撮影場所 | 横浜税関構内(イギリス波止場) |
推定根拠 | 横浜税関の海事部の北東あたりから北を撮影。その後、東方向へパン(回転)。00:03の中央は税関監視部。00:11の中央の鉄柵は横浜税関海事部(この鉄柵は00:23付近において税関桟橋の旅具検査場の東側に突き出した櫛形桟橋のすぐ南に位置するため)。00:15はイギリス波止場(現在の象の鼻防波堤)付近に沈む船の煙突を写しているものと思われる。00:20は税関桟橋の旅具検査場の南東側に突き出した櫛形桟橋(一番南のもの)。その後、右(南東〜南西へ)にパンして海事部、水上警察部などの焼け跡を写す。00:25の左端には露亜銀行、右端には税関の門柱が映る(中央遠景の焼け跡は山下町22または41番地付近に位置するが、名称の特定はできなかった)。00:26の右端には横浜中央電話局の建設中の庁舎。 |
典拠資料 | 營繕管財局『營繕管財局營繕事業年報.(大正十四年度)第一輯』(1934年)頁番号なし、付図「震災直前ニ於ケル横濱稅關設備圖」 (国立国会図書館デジタルコレクション)https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1118208/132 日本聯合通信社出版局『關東大震災寫眞帖』(1923年)写真「横濱港の慘狀」(イギリス波止場) (国立国会図書館デジタルコレクション)https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/980717/224(刷によっては、101頁のノンブル記載あり) 横浜市史資料室『報告書 横浜・関東大震災の記録』(2010年)21頁、写真「46.中央電話局新庁舎」 一般社団法人日本埋立浚渫協会「21世紀に伝えたい『港湾遺産』 No.5 神奈川・象の鼻防波堤-資料編-」 https://www.umeshunkyo.or.jp/104/05zounohana/data.html |
旧住所 | - |
新住所 | 横浜市中区海岸通1丁目1番地 |
推定される撮影時間 | - |
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典拠資料 | - |
関連資料 | - |
- 本動画には一部センシティブな描写が含まれている場合があります。